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SUPERサイエンス 人類の未来を変える核融合エネルギー

次世代のエネルギーとして注目を集める核融合炉について、国内トップの研究者達がわかりやすく解説しています。そもそも核融合とは何かや、核融合炉の仕組み、核融合・核融合炉の歴史、現在の最新の情報も詳しく解説しています。

 

商品名:
SUPERサイエンス 人類の未来を変える核融合エネルギー

 

価格:1,800円+税
ISBNコード:978-4-86354-184-9
本のサイズ:四六判/ソフトカバー
著者:核融合エネルギーフォーラム 編、松岡 啓介/岡野 邦彦/小川 雄一/岸本 泰明/松田 慎三郎/秋場 真人 著

目次

●Chapter.1 核融合は究極の「水素エネルギー」
●Chapter.2 太陽のエネルギー源は核融合
●Chapter.3 固体・液体・気体に続く物質の第4の状態「プラズマ」
●Chapter.4 地上で核融合炉を実現させるには
●Chapter.5 核融合研究の歴史
●Chapter.6 ITER時代の幕開け
●Chapter.7 核融合炉を造る
●Chapter.8 核融合のある未来

著者紹介

【著者紹介】
本書は核融合エネルギーフォーラムの会員である下記の研究者が分担して執筆し、ドラフト段階から全員で議論し相互に校閲してまとめた。

松岡 啓介(まつおか・けいすけ) [Chapter 5]
1947年高知県生まれ。1974年東京大学大学院原子力工学専攻修了、工学博士。名古屋大学プラズマ研究所助教授、核融合科学研究所教授を経て、同名誉教授。現在、核融合科学研究所特任教授。主に、磁場閉じ込め装置の設計・建設およびプラズマ閉じこめ実験に従事。

岡野 邦彦(おかの・くにひこ) [Chapter 1、8]
1953年東京都生まれ。1984年東京大学大学院原子力工学専攻修了、工学博士。(株)東芝 研究開発センター、(一財)電力中央研究所を経て、現在、慶應義塾大学大学院理工学研究科特任教授。専門は核融合を含めた未来エネルギー技術戦略。天体写真家としての著作・解説記事等も多数ある。

小川 雄一(おがわ・ゆういち) [Chapter 2、4]
1953年埼玉県生まれ。1981年東京大学大学院工学系研究科修了、工学博士。名古屋大学プラズマ研究所、核融合科学研究所を経て、現在、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。元プラズマ・核融合学会会長。核融合炉心プラズマ設計や先進プラズマ実験研究に従事。

岸本 泰明(きしもと・やすあき) [Chapter 3]
1956年岡山県生まれ。1984年大阪大学大学院工学研究科修了、工学博士。日本原子力研究所室長を経て、現在、京都大学大学院エネルギー科学研究科教授。元京都大学エネルギー理工学研究所長。主に、磁場核融合プラズマやレーザー物質相互作用の理論・シミュレーション研究に従事。

松田 慎三郎(まつだ・しんざぶろう) [Chapter 6]
1945年福井県生まれ。1969年京都大学大学院電気工学第2専攻修了、工学博士。日本原子力研究所那珂研究所長、同理事、東京工業大学特任教授を経て、現在、同特別研究員。元プラズマ・核融合学会会長。プラズマ加熱装置の研究開発、ITER計画の推進、核融合炉システムの研究に従事。

秋場 真人(あきば・まさと) [Chapter 7]
1953年愛媛県生まれ。1975年九州大学応用原子核工学科卒業、工学博士。量子科学技術研究開発機構。専門は核融合炉工学。(Chapter 7 執筆協力:高度情報科学技術研究機構理事長 関昌弘、量子科学技術研究開発機構専門業務員 吉田英俊、同次長 井上多加志、同上席研究員 榎枝幹男)

■編者紹介
核融合エネルギーフォーラム
大学、研究機関、産業界などの研究者・技術者並びに各界の有識者などからの参加を広く求め、核融合エネルギー実現に向けた研究・技術開発の促進・支援などを協力して実施。国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構と自然科学研究機構核融合科学研究所が連携して事務局を務めている。
http://www.fusion.qst.go.jp/fusion-energy-forum/

担当編集者から

次世代のエネルギーとして注目されている核融合エネルギーについて、核融合そのものの基本的な内容から最新の研究まで、網羅的にわかりやすく解説している1冊です。核融合炉がどういったものかなどもわかります。ぜひ、内容をご確認ください。(吉成明久)

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