




SUPERサイエンス 江戸時代の動力ゼロの驚異の物流

エレベーターも、自動車も、鉄道もなかった江戸時代。現代の私たちから見れば想像もできない環境下で、日本の経済と人々の生活は、驚くほど高度な物流システムによって支えられていました。
本書は、その驚異的な物流の仕組みである運河や河川交通、北前船による海運、人足による陸上輸送といった具体的な輸送手段から、それを支えた商人、金融、流通インフラなどを解説します。
目次
●Chapter.1 江戸の物流と歴史
●Chapter.2 江戸の物流を支えた運河と河川交通
●Chapter.3 北前船が支えた日本海ルート
●Chapter.4 陸上輸送の進化と人足ネットワーク
●Chapter.5 陸上輸送の手段と特殊輸送
●Chapter.6 物流を支えた商人・金融・流通インフラ
●Chapter.7 江戸時代の海外交流
著者紹介
名古屋工業大学名誉教授、愛知学院大学客員教授。大学に入学以来50年、化学一筋できた超まじめ人間。専門は有機化学から物理化学にわたり、研究テーマは「有機不安定中間体」、「環状付加反応」、「有機光化学」、「有機金属化合物」、「有機電気化学」、「超分子化学」、「有機超伝導体」、「有機半導体」、「有機EL」、「有機色素増感太陽電池」と、気は多い。執筆暦はここ十数年と日は浅いが、出版点数は150冊以上と月刊誌状態である。量子化学から生命化学まで、化学の全領域にわたる。
担当編集者から
「足で稼ぐ」という言葉が色濃く残る江戸時代に築き上げられた、知恵と工夫に満ちた物流の全貌を解き明かす一冊です。北前船による海運、人足による陸上輸送などを歴史的背景から紐解きます。



