VISUAL COMMUNICATION DESIGN デザインの教科書2
言葉では伝えられない視覚情報のデザイン「ヴィジュアル・コミュニケーション・デザイン」の視覚・造形の発想力を磨くために必要なデザイナーなら知っておくべきデザインの基本から、コミュニケーションの原理やレイアウト知識、広告制作のポイントなど武蔵野美術大学の講師でもある著者が論理的に解説しています。また、実際の広告や雑誌などを使って詳しくデザインを分析しているので、具体的なデザイン理論や思考がわかりやすく理解できます。これからデザイナーを目指す人に最適な1冊です。
目次
●第1章 コミュニケーション概論と視覚の法則 伝わる仕組みを学び、表現へ
●第2章 レイアウト理論 レイアウトの仕組みと実践的アプローチ
●第3章 記号研究と情報の視覚化 ヴィジュアルサインの研究と図解力の向上
●第4章 広告概論 広告制作の基礎を学んで展開する
●第5章 プレゼンテーション研究 伝えるためのポートフォリオ制作
著者紹介
●榎本 倫顯(えのもと みちあき)
PLAT DESIGN media studio代表。武蔵野美術大学講師、日本デザイナー学院講師。大学通信教育、コンピュータスクールから各種の教育機関でデザイン教育を研究、実践。武蔵野美術大学大学院造形研究科入学以来フリーランスとして、主にプロダクトデザイン活動(アクアライン橋梁部照明や高速道路サービスエリア照明デザイン、全国主要都市の主幹道路照明デザイン、福岡博覧会照明計画、各地のライトアップなどの照明デザイン、近年は身体能力を測定するための器具開発など)を行っている。また一方で広告、パッケージデザインなどのヴィジュアル・コミュニケーション・デザインやWebサイトデザインなども行いつつ、幅広い領域でのデザイン活動を基にした教育の実践に反映させ、現代に相応しい教育へのアプローチを目指している。
担当編集者から
今までのデザインの教育現場では、造形の教育を学生たちの感覚に依存して授業を進めてきた傾向があると著者は伝えています。言葉だけでは伝えきれない視覚的な情報をデザインの知識を磨くことで、より高いレベルでのデザインが生まれるのではないでしょうか。本書は、武蔵野美術大学の講師でもある著者が、教育現場で培ったノウハウを余すことなく教えてくれます。ぜひ、デザインの教科書1と2をセットで読んで、よりデザインの理論を深めてもらえればと思います。(西方 洋一)