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基礎から学ぶ 組み込みAndroid

 iPhoneに対抗するスマートフォン用のOSとして注目を浴びている「Android」。その一方で、Androidは、フリーで使うことができる、さまざまな家電機器などの組み込み用のOSとしても大きな注目を集めています。
 本書は、組み込み用のCPUボード「BeagleBoard-xM」上でAndroidを稼働させ、その簡易組み込みAndroidシステムを使った赤外線リモコン、GPS、Webカメラなどとの連携や簡単なロボットの作成を通して、組み込み用途に徹したAndroidのプログラミングについて解説しています。

 

商品名:
基礎から学ぶ 組み込みAndroid

 

価格:4,200円+税
ISBNコード:978-4-86354-076-7
本のサイズ:A5判/ソフトカバー
著者:坂本俊之、出村成和、渡邊昌之

目次

●CHAPTER01 組み込みAndroidの概要
●CHAPTER02 組み込み開発に必要な準備
●CHAPTER03 アプリケーション作成の基礎
●CHAPTER04 AndroidSDKによるハードウェア制御
●CHAPTER05 AndroidNDKによるアプリケーション作成
●CHAPTER06 Androidのハードウェアへのポーティング
●CHAPTER07 デバイス制御ライブラリの作成
●CHAPTER08 Androidの内部構造
●CHAPTER09 赤外線リモコンを使ったAndroidの制御
●CHAPTER10 Webカメラを使った赤外線カメラ
●CHAPTER11 GPSレシーバを使った地図の表示
●CHAPTER12 オーディオ出力を使ったロボット制御
●CHAPTER13 WebViewを使ったキオスク端末

著者紹介

●坂本 俊之(さかもと としゆき)
フリーランスエンジニア。ベンチャー企業でケータイJavaを中心にプログラマーとして活動し、その後Androidに注力するために独立。現在は「for Mellow Engineers」を合言葉に活動している。

●出村 成和(でむら なりかず)
フリーランスエンジニア。Androidはアプリケーション開発を行うために始めたはずが、BeagleBoardを入手してから、組み込みAndroidにどっぷりのめり込んでしまったひと。富山県在住。

●渡邊 昌之(わたなべ まさゆき)
組み込みBSD/Linuxやアプリケーション開発が主な仕事。Androidの登場で組み込みボードの新しい用途が増えるのではないかと期待しつつ、Androidのポーティングをしているエンジニア(あっとBSD)。

担当編集者から

「Android」といえばスマートフォンが思い浮かびますが、スマートフォンは機能や速度を求められる「組み込み機器」の代表例でもあります。そのスマートフォン用に開発されたAndroidは、「USBなどに最初から対応」「ユーザーインターフェイスを標準装備」「JavaやJavaScriptでプログラム開発が可能」「ライセンスがフリー」などの特徴を持ち、他の組み込み機器にも利用できる充分なポテンシャルを持っています。Androidの登場によって、個人でロボットなどの機器を作成することが、ぐっと身近になったと言えるのです。(三浦聡)