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経営者のための仮想通貨入門

2018年、世界中のメディアで何かと注目を集めた仮想通貨。日本国内でも、今年2017年が「仮想通貨元年」といわれ、メディアを大いに賑わしました。一方、2018年のビットコイン&アルトコインの下落で仮想通貨のブームは終わったのでしょうか?

本書は仮想通貨をテーマとしていますが「経営者のための・・」と銘打っているのには理由があります。日本中の多くの経営者に仮想通貨の潮流と仮想通貨を取り巻く環境変化に対し前向きな関心を持ってほしいからです。経営者は、時代の潮流を掴んだ上でのビジョン構築を使命付けられています。その経営者が、経営環境の変化を見て見ぬ振りしたり、変化の流れに背を向けたりしていたのでは、事業成長の実現は難しいでしょう。

エンジンの開発と産業革命、蒸気船の開発と大航海時代、鉄道、道路、車、電話、飛行機、携帯電話、PC、インターネット、スマホ、電子マネー決済などなど、生活環境と経営環境は刻々と変化し続けています。

国税庁や総務省統計局の発表を基にすると日本には、487万の企業があり、487万人の社長や事業主が経営を担っていることになります。経営者の多くが、事業を興し、事業構想を整え、成長・発展を促し、事業価値の向上を使命としています。しかし、その方法論や事業手法、経営のあり方や経営者としての心得などについては、多くの書物や先人の教えがあり、まさに百人百様というところです。

この経営のあり方は百人百様でよいのだ、との認識を前提としながらも本書は「経営者のための・・・」と名付けました。仮想通貨の誕生は、多くの人が賛同する「Fintech」の産物のひとつです。

仮想通貨が普及することによって、社会環境と経営環境を大きく変える可能性があります。環境の変化に対応した生物が生き残るように、経営環境の変化に対応できない事業は衰退します。

しかしながら今、大半の経営者は、仮想通貨のニュースを経営環境の変化と捉えようとしていないようです。変化に気付くことがなければ、当然ながら対応策を考えることもありません。変化の波を見極めて、その波に乗るのか逆に防波堤を築くのか、本書が適宜な意思決定の一助になれば幸いです。

 

商品名:
経営者のための仮想通貨入門

 

価格:3,420円+税
ISBNコード:978-4-86354-265-5
本のサイズ:B6判/ソフトカバー
著者:杉田利雄、最首健嗣郎、大高友一、大高俊生、高橋章、山本広高

目次

序章 千載一遇(著者:最首 健嗣郎)
第1章 経営者のための仮想通貨(著者:杉田 利雄)
第2章 仮想通貨にかかる法規制と法務(著者:大高 友一)
第3章 仮想通貨にかかる会計と税務(著者:大高 俊生)
第4章 仮想通貨を利用した投資と資金調達(著者:高橋 章)
第5章 ブロックチェーン技術の応用(著者:山本 広高)

著者紹介

杉田 利雄(すぎた・としお)
株式会社経営財務支援協会代表。MJS税経システム研究所客員研究員。大手情報処理会社にて、システムコンサルタント・マネージャー、情報センター長任務後、1989年独立。株式会社エム・エム・プランを創業し、企業向けには経営管理指導を得意とする一方、士業・コンサルタント向けにはマーケティング強化を支援している。

最首 健嗣郎(さいしゅ・けんしろう)
投資家。株式会社ワールドインターリンクインベストメント 代表。
20代のころより投資の世界に入る。ICO、ビットコインの信用取引、FXの自動売買での運用のほか、QURASコインの開発にも携わる。

大高 友一(おおたか・ともかず)
弁護士。中本総合法律事務所東京事務所パートナー。BtoC取引、相続、不動産、企業法務、国際取引に強み。京都大学法科大学院 非常勤講師、政府審議会委員など歴任。

大高 俊生(おおたか・としお)
税理士法人大高事務所に所属の公認会計士・税理士。監査法人、税理士法人勤務にて税務の経験を重ねた後に大阪にオフィスを設立。現在は京都桂オフィスの所長を務める。

高橋 章(たかはし・あきら)
東京大学卒。さくら銀行(現三井住友銀行)の企画部門でアットローンなど、リテール金融の新規事業を数々立ち上げ。その後、サービサー会社の設立(代表)を経て金融コンサルタントとして独立。株式会社シグマプランニングサービス代表取締役。その後、株式会社経営財務支援協会の代表取締役社長に就任。

山本 広高(やまもと・ひろたか)
群馬大学大学院終了後、フロリダ・インターナショナル大学にてMBA取得。アクセンチュア株式会社ビジネス統合部門にてコンサルティング業務に従事。現在経営コンサルタントとして独立。その後、株式会社経営財務支援協会の取締役に就任。

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