大人のぬり絵帖 鮮やか野菜&果物
おしゃれで心温まる静物画を描く水彩画家、海野豊美氏の野菜と果物をモチーフにした絵画11点をぬり絵にしました。
「大人のぬり絵帖」シリーズは、下絵にそのまま色を塗る他に、パソコンのソフト上でぬり絵を楽しんだり、ぬりえの下絵をパソコンから印刷したりと、今までの何倍も楽しむことができます。また、パソコンで着色したぬり絵は、ホームページで使用したり、メールに添付して送ることも可能です。
※付録のCD-ROMには、PDF形式の下絵データとぬり絵ソフト(水彩7の体験版)が収録されています。
目次
●原画
・ラディッシュ
・紫キャベツと西洋野菜
・檸檬と紅茶
・パイナップルと木の人形
・陽光を浴びる葡萄
・バスケット一杯の野菜
・西洋野菜のブーケ
・ほうれんそうと紫玉葱
・パプリカと水滴
・すずなりのなつめの実
・ラ・フランス
●手描きぬり絵の楽しみ方
●パソコンを使ったぬり絵の楽しみ方
●下絵
著者紹介
【作家紹介】
●海野 豊美(うんの とよみ)
1952年、愛知県生まれ。大阪府に在住。
仕事の傍ら透明水彩画家に学ぶ。インターネットでホームページを開設したのをきっかけに絵の仕事をするようになる。第12回・第13回サクラクレパス全日本アートサロン絵画大賞展に入選。2004年版より、年賀状データ集にも参加。また、「年中使える 実用はがき・手紙データ集」「パソコンでプロ並みの水彩画を描こう」「風流を味わうパソコン水彩画 匠 の技」に参加、執筆(ともにナツメ社刊、C&R研究所デジタル梁山泊 著)。
【作家から】
もともとは子供の遊びだったぬり絵。「ぬり絵」の言葉だけで懐かしさを感じます。この「大人のぬり絵帖」は色を塗るだけでなく“作る”という楽しさをも兼ね備えている、懐かしいけれど新しいぬり絵なのですよね。(同じぬり絵に何度も塗り方を変えて楽しめるからです)私も描くにあたっては“作る”を念頭においてモチーフを考えました。野菜や果物をそのままの形で描くのではなくお洒落で飾りたくなるようなぬり絵です。そのために、ほうれんそうと紫玉葱のモチーフでは小さなビニール袋に入れて曲がったほうれんそうを冷蔵庫で作りましたし、パプリカと水滴のモチーフではステンレス台にサラダ油を塗っておはじきのような水滴を作ったりしました。こんなことばかりしていたので締め切り日に追われてたいへんでした。
担当編集者から
「鮮やか野菜&果物」では、見ていて楽しくなるような素敵な絵画が揃いました。この11点の絵画は一見、スッと揃ったように見えますが、実はぬり絵として塗りやすく、なおかつ美しい原画に仕上げるために、画家の海野豊美さんにはぎりぎりまで何度も手直しや描き直しをしていただいているのです。その飽くなき挑戦の甲斐があって、本当にすばらしい仕上がりになっていると思います。今回、このぬり絵の編集を行って、野菜や果物にはこんなにいろいろな色や形があってそれぞれ美しいということを、あらためて感じました。自然の造形はすばらしいですね。このぬり絵を行うと、題材の食材の味を思い浮かべたりして、本当に美味しそうな感じがしてきます。ぬり絵をしながら、ちょっと素敵な献立を思いつくかもしれません!? そのまま下絵用紙に塗って額に入れて飾っても楽しめますが、ぜひ、パソコンで塗って、バースデーカードや季節のハガキなどに使ってみてください。きっと、楽しい話が広がることと思います。(小嶋 亜紀)